秩父 林道石神沢線、群馬 赤久縄線

前回、横尾山林道を走破してすっかり気をよくしたので、2週連続で未舗装林道へ出撃。
御荷鉾スーパー林道を目指すが、さすがに連続だと妻の視線が痛いのと仕事もちょっとしないといけないので、昼までに帰る半日プラン。行けるか?


まあ、結論から言うと行けなかったからタイトルの通りとなっている。けど、初めての林道を2本も征服(笑)したので面白かった。




ネットを徘徊していて得た情報により、石神沢線というところが行けるらしいと。ちょっとわかりにくい場所だが、俺も秩父はここ数年だいぶ走り回ったので、わりと適当に行っても道を間違えずに入り口に到達できた。



なんか粗末だな。こんなものなのか?


未舗装区間の始まる部分。

濡れた砂利に一瞬ビビるも、入り口で一度停まり、歩いてみるとよく固めてある感じだったのでまあ行けるかなと。

今回からエアゲージとエアポンプ(ロードモーフ)を持って来ているので、入り口でエアを抜いた。規定1名乗車の2割引くらい。

タイヤの空気圧をいちいち変えるなんてガチ勢しかやらんだろ、とか思っていたけど・・・。
よく考えてみれば、俺のGSこそちょい溝深めな程度でブロックタイヤでもないANAKEE3で、車体は重く乗り手は下手くそなんだから、むしろせめてエアくらい抜いておいた方がいいのでは?ということに気づいた。


ABS解除、走行モードENDURO(トラクションコントロールの介入少なめ、出力は穏やか、だったと思う)にて発進。

新しく整備しているらしいだけあって、わりと路面は良い。はずなのだが、相変わらずビビって肩にガチガチに力が入りながらの走行。


急坂の後で下が見えるのが珍しくて、山側の簡易的な法面に登ったらワイヤーにひっかけてズボンに穴が空いたのは秘密だ。


なんだか新し感。



とか思っていたら抜けた!

ゴールドウィンのシートバッグを使っているのだが、林道を走る時にリュックにして背負えるので良いかなと思っている。背負い心地はあまり良くないが、中にカメラなどあるときでも、振動で壊れないかという心配をせずに済むのがよい。

3kmかそこらだったが、手軽な感じがして良いからまた行こうかなと思った。

舗装林道の上武秩父線に出たが、これを西に行って県道71号の土坂峠を抜けることにする。土坂峠自体はNinjaで何度も走っているおなじみの峠だ。けど、上部秩父線は走ったことなかった・・・。



舗装路なんだけど、舗装路らしさが乏しくて面白い。水も砂利も流れている。



道の横になぜか池が出来てしまっていたり。


それが無駄に綺麗な水を湛えていたり(笑)


その後、土坂峠を群馬側に下り、万場に出て御荷鉾スーパー林道を目指したが・・・


行けねえっつうの。

前にも一度、下仁田に抜けようとしてここでUターンしたのだが・・・・。なんか御荷鉾は走れるらしいということで(ネット的に)、直ったのかと・・・。群馬側から来なきゃいけなかったのか・・・?

戻る途中、「早滝」という案内とともに赤久縄線という表示が。

舗装されていたし、来た道で戻るより面白いかと進んでみたら・・・



舗装が切れた!

予備情報がないのでどうしようかと迷ったが、少し歩いてみる限りわりと整っているし、四輪の新しいタイヤ後もあったので、まあ行けるかなと。



わりと明るく開放的だな・・・。


とか思っていたら、1km走ったかどうかですぐに舗装に。
そしてまたすぐに未舗装になり・・・またすぐ舗装。あとはずっと、県道172号に出るまで舗装だった。

まあ、舗装路も静かなので、今後は自分の中の秩父方面の道レパートリーに加えてもいいな。



途中なぜか、道路の真ん中にサワガニがいるし。
走行中にふと目に入り、Uターンして確認に行ってしまった。

そういや、Uターンもだいぶ慣れてきたなと思う。

このカニは、乾くは轢かれるかするのだろうなと思ったので、道の脇の藪に運んでやった。これで、もし俺がいつか地獄に落ちても、お釈迦さまがカニのあぶくか何かでチャンスをくれるだろう。カンダタに蜘蛛の糸を垂らしてやったように。


ホタルブクロなんかも咲いていて。

「大きい一年生と小さな二年生」という本を遥かな古に読んでから、ホタルブクロという花にはとてもロマンを感じる。まあ、そうでなくても何ともファンタジー感溢れる野草で素敵なのは間違いない。

県道に出たガソリンスタンドで、タイヤ空気圧を戻す(マイ規定圧である、正常値からの1割引に)。2割引はやはり、道路ではねちっこくて良くなかったし、帰りは高速にも乗るし。

どうしようかと思ったが、この人は午後には帰ってちょっと仕事をしないといけないということもあり、素直に県道45号で下仁田に抜けることにした。

何箇所か、路肩の工事で片側通行止めになっているところがあって信号待ちをしたのだけども、なんでしょうね?7秒前くらいになると後ろからフライングで発進して行く連中というのは。先日赤切符で5まんえん!を納付したばかりの俺がマナーを語れる立場じゃないかも知れないけど、アレはどうかと思うよ。

まあ、どうかとは思うけど、そこまで気にはしない。気にはしないけど、そうやって何だか大型スーパースポーツ集団がいい音させて前方を突っ走ってくものだから、ちょうどいいペースメーカーだと思って着いて行ってみた。

ちょっといいペースで走ったからか、コーナリング中にサスが沈んでステップを擦ったりもしたけども、俺のゲシュタルト・ストライカー号はミドルレンジのワインディングでもなかなか楽しいではないか。

ものすごくタイトなヘアピンなんかは、サーキットなんかでSSなら膝擦って曲がればいいのだろうけど、峠道だとそういうところは傾斜もゴミもありがちで、そうそう寝かしていくのもリスキーなのでえっちらおっちらになりがちだと思う。けど、オフ車のジオメトリーなので思い切りリーンアウトでぱたんと寝かせればくるっと回るので、不安なく走れる感じで楽しかった。必ずしも未舗装路を走らないでもF850GSはなかなか楽しい。

そうこうしているうちに峠を超えて、下仁田の手前の南牧の集落に出た。

今日は久々にどこかの店で昼飯を食っていこうと思っていたのでキョロキョロしながら走る。
SAや道の駅というのもある意味ではツーリングらしいが、でもやはりローカルな飯屋の方がより興味深いものだ。

と、ふと目に付いた飯屋で昼飯を食っていくことに。
確かツーリングマップルにも昔から載ってた店ではなかったか・・・?



確か、黒い麺のラーメンがどうのということだったが、梅雨の晴れ間の日差しを受けて走った後、ラーメンよりも冷やし中華がどうしても食いたかった。

と、



期間限定メニューで黒い麺のゴマだれ冷やし中華がありました!

炭を練りこんだ黒い麺というのが面白い。面白いけど、味は別に苦いとかなくて普通に美味い麺。そして、ハムは1パックまるごとくらい入ってるし、ハムがありながらチャーシューもあるし、全体に具沢山で実に美味かった。

ただ、わらじ系のカツ丼や中華丼なども美味そうだったし、看板メニュー的なラーメンも気になるので、また昼頃にこのあたりを通る時にお邪魔しよう。

半日しかないので慌ただしかったが、ダートもワインディングも楽しく飯も美味かったので良かった良かった。

次回はきっちり1日・・・いや、なるべくなら2日くらい走りたいなあ。


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