F850GSはANAKEE WILDを装備した!
前の御荷鉾の翌週、ディーラーに頼んでおいたANAKEE WILD。Amazonでも売っていたが、持ち込み工賃を払うとさほど差がないので面倒だしそのままディーラーに取り寄せて貰った。
それが金曜にディーラーに届き、「すぐに装備していくかい?」的なノリにて装着。
そして・・・
コイツ、気配が変わった・・・! |
ということで。梅雨に入りそうだということもあって仕事を放り出してツーリングに行くことにした。
ANAKEE IIIからWILDに履き替えた感想
まずはANAKEE WILDのビジュアル
ANAKEE WILDを装備したGSのビジュアルと言った方がいいか。これはすごく良い。
いままでANAKEE III装備でどこか拭えなかった「アドベンチャーなんて言ってもただのロングツーリング快適バイクだろ」感が綺麗さっぱり拭い去られ、「どうやら見せねばなるまい・・・俺の本気を・・!」とGSがキメ顔で言っているかのようだ。
実に気に入った。
ANAKEE WILDの走行感(公道・初期)
そして自宅まで乗って帰ると、ちょっと驚くべき乗りにくさ。正直、いきなり後悔した。
タイヤの持つジャイロ効果が大きくなったかのような印象で、バイクを寝かすのに変な抵抗を感じる。そして一度寝て角度が決まるとそこに止まり、そこからさらに寝かすにも、そもそも元どおりに起こすにも、また抵抗を感じる。
もともと、試乗で乗り比べた際に750GSの素直なハンドリングに比べると850GSはそういう印象だったのが、さらにぐっと強調されたような感じ。
まあ、舗装路の楽しみはある程度我慢するよりないか。トレードオフというものだな。・・・というのが最初の手応え。
そして翌日の高速道路
まずノイズがとても大きい。ANAKEE IIIも変な甲高いノイズがあったが、それより遥かにウルサイ。けど慣れるレベルかとは思った。
* なお、帰りに空気圧を下げた状態で高速に乗った時はゴロゴロを通り越して変な打楽器のような音が鳴り響き、ちょっと許容し難いレベルのノイズだった。(最初のパーキングに寄って空気入れたら戻った)
ただ、そうは言っても、ロングツーリング快適バイクとしてのGSもとても気に入っていたので・・・そこはちょっと悩ましい。もしかして、ANAKEE ADVENTUREの方がよかったのだろうか・・・。
舗装林道
最初はかなり怖かった。バイクの寝にくさ・起きにくさもあるが、それ以上にとにかくグリップが心もとない。実際、RAINモードでの走行だからにしても、飛ばしてもいないのにASC(Automatic Stability Control・・・だったか)が介入しまくっている。
感覚的にも地に足の付かない不安感があり、とてもじゃないが楽しんで走れるモノではない・・・あれェ?と言った印象で、わりとタイヤ交換を後悔し始めた。
素直な感想を一言で表現しよう。ANAKEE ADVENTUREにすれば良かった。orz
だが、白石峠を抜けて秩父に入ったあたりから状況が変わって来た。恐る恐るでも峠を走って皮むきが終わり、ブロックの角も丸まったのが良いのかどうか・・・。徐々に、ぐっと寝かせて走ることも出来るようになってきた。
慣れてしまうと、舗装路とは言えども林道なためにちょいほい路面にはびこる砂や苔、葉っぱカスなどには強いので(ANAKEE IIIではしばしばズルっと行って「うおっ!」とか叫びながら走っていた)そこはむしろ安心感も。
長野あたりを走っている頃にはすっかりいい感じで走れるようになった。
ただ、やはりグリップはANAKEE IIIより低いようで、前と同じレベルの急加速(というよりウイリーしようとした)ではホイールスピンをするし、コーナー入り口でシストアシストProでのシフトダウンで減速した際にもタイヤが鳴ったり、簡単にABSが作動したりということはあった。
ANAKEE IIIの時はオンロードスポーツと遜色ないなコレは!という気分で走っていたが、そのあたりは少し自重してマイペースで楽しんだ方が良さそうだ。とは言え、前を走るSSに着いて行こうとか考えると事故りそうな気がした、という程度だが。
ダート性能は?
ちょっと長くなってしまったのだ。この記事ではなくて、ツーリングが。なのでそれは次のエントリーにて。
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