長野県佐久方面の林道をゆっくり走ろうと思い、1泊キャンプツーリングに行って来ました。
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信州の朝は清々しい。 たとえ様々なトラブルが降りかかろうとも! |
前回、佐久方面の林道を走ろうと思ったのに西御荷鉾で転けて終わってしまったので、そのリベンジとも言えます。茂来林道と、ツーリングマップルでその周囲にある林道を含めて3本。さらに東山林道も走り、南下して川上村あたりでキャンプ。
翌日は余裕があれば帰りに御荷鉾か横尾山でも・・・という林道尽くしで数10キロはダートを走れる贅沢コースをゆっくり堪能。
・・・という計画でした。
まさか、あんなことになろうとは・・・・思わなかった、わけでもないか・・・・。
朝は7時頃に出発。
朝食と今日のアイスコーヒーを自宅近所の朝マックで調達、高速のSAでゆっくり食べる。
・・・なのだが、なぜか朝からマックが激混み。どうしようかと思いながら一定時間並んでしまったので「まあ、もうちょっとだろう・・・」と待ち続けた結果、なんと朝マックのコンビ購入だけで30分弱かかってしまった。どうしたって言うんだ?確かに、最近はマックやケンタッキーの売り上げは伸びていると聞いた気はするが・・・。
とは言え、その後の高速道路は、車が多いものの渋滞直前程度に流れ、自粛なんかあろうがなかろうが混んでたことなどあった覚えのない上信越道に入った頃にはいつも通りに空いていて、横川SAで弁当も購入して順調に進む。
パニアケース装着の感想
実は今回はじめて、我がGS(ゲシュタルト・ストライカー)号にもパニアケースが装着された。
箱自体の重さもあるので重量増にはなるが、キャンプ道具がしっかりと収まり良く詰めるのはやはり良い。それに、重心が下がっていてぐらつきもないので、全部をフィールドバッグに入れてリヤキャリア上に積んでいた時のようにバンク時にリヤに勢いがついてもっていかれるような感じは少ない。
ただの箱2つのくせに10まんえん!もしたからな。それなりに利便性がないと納得行かないところだがまずまずじゃないか?
尚、私はBMW/GS乗りにあるまじきド平民なので、30万近くするアルミケースを買う予算はないから、純正のバリオケースをチョイスした。と言っても、キャンプ以外では付けておく気がないし、実はパニアケースを外した時に台座のようなフレームが車体に付いてるのが嫌なので、ケースが本体に直接ワンタッチで嵌るこのバリオケースのシステムが非常に魅力的であったのも事実だ。
とは言え、トップケースはあまりに質素にブラックボックスなデザインなのと、手持ちのバッグ類が使えるので買わなかった。バッグにも利点はいろいろあるし。
ということで、ネット上のレビューなどではさして評判の良くない純正パニアケースだが、俺としてはなかなかの満足感を覚えつつ高速道路を走っていた。
ただひとつ、「これプラスチックだから転けたら割れるとかないよな?」という不安だけ抱えつつ。まあ、そうそうしょっちゅう転けるものでもあるまい・・・先週にも派手に転けたばかりだし。
茂来林道
小諸からは無料の中部横断自動車道で佐久穂ICまで行って、R299からの茂来山の登山道入り口を発見。
ツーリングマップルに書いてあった「登山道入り口が目印」みたいなひとことコメントが頼りだったのだが、思った以上にわかりやすい目印で助かった。
ここまでは本当に順調だった。道にも迷わなかったから時間も気力もたっぷりある。
R299から茂来山へ向かう舗装林道は、まだ泥や落ち葉に朝露を残して少しヌルついているところがあったが、そこは先週の反省もあり慎重に進む。
これまたわかりやすい林道起点があり、バイクを停めて写真を撮って、いざ!と思ったその時。写真を撮ったスマホの画面にメッセージが届いているのを発見。
・・・同僚から、仕事のトラブルを知らせるメッセージ。稼働中のシステムがどうにかしてしまっているが、対応できる要員がいない状況と・・・。
そうこうしているうちに客先からも緊急連絡の電話が来るが、電波がギリギリで通話が成立しない。急遽、引き返して電波が届く場所まで行き、路肩の木陰に座り込んで、iPhoneからできる限りの手段を駆使し、他の同僚とも連携しつつのシステム復旧作業でおよそ2時間を潰す羽目になった・・・。
せっかく高速を飛ばして来たというのに、最初の林道に入る前に昼も回ってしまった。弁当もまだ食っていない・・・。
ゲンナリはしたが、しかし仕事も大事なのは事実。休日稼働の義務はないが、できることはしておかないとやはり、後味も悪い。問題の解決は出来たので、スッキリとした気持ちであとは行けるのは良しとしよう。
仕切り直しての茂来林道。路面はすこぶる整っている。御荷鉾スーパーなどよりよほどフラットだ。パニアを付けてのダート走行が初めてなので慎重に走っていたらガチローダーにぶち抜かれたが・・・ここまでフラットだと、もろにオフロード系のバイクでは逆に手応えなさすぎてつまらないのでは?という気さえするフラットさ。
途中、開けたところでは谷側に集落も近い。というか、林道沿いにも数件は民家があった。
林道沿いに立派な石垣があり、奥には神社も。
御嶽大神、と書かれているか?
ここで、横川SAでゲットしておいた”たかべん”の鶏めし弁当を。
腹が減っていたのでがっついて食ったら喉に詰まったのはともかく、この弁当はやはり完成度が高い・・・・。多めの鶏肉を摘みに飲めるので、ビールがあると尚良いんだけど。まあそれは新幹線の場合に。早くコロナ騒動に収まってもらって、大手を振って出張に行きたいものだ。
茂来林道はなんというか、伐採作業のための道というよりは普通に生活に使う道の雰囲気もある。荒地に分入ってる感は少ないが、逆にまだそこらじゅうの道が舗装されていなかった時代を彷彿とさせて、ノスタルジックで面白い。
もっとも、俺がバイクに乗り始めた頃には、親父にダートだと聞いていた道志みちも、ダートは残り50mといったところだった(それでもまだあったわけだが。翌年には完全舗装になってた)ので、「生活道路がまだわりと未舗装だった時代」というのはあくまでも想像の中にしかないのだが。
今日はキャンプだが、川上村のナナーズでP君と待ち合わせているので、残りの林道の予定はキャセルしてとりあえずナナーズを目指す。
県道2号は快走。空の高さとススキの輝きに秋の訪れを感じる。
真夏のバイクというのは風を感じるどころではない熱風地獄だから、やはり秋はベストシーズンだ。
立原高原キャンプ場にて
ナナーズに着いてキャンプの食材を買い出したが、さすがは長野。
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魚を食べると言えば鯉 |
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タンパク質なら蜂の子 |
学生の頃に南相木出身の友人がいたが、確かに鯉も蜂の子も食うのだと言っていた。そこらで勝手に捕まえるわけではなく、食べるためのものだから美味いのだとも。
とは言え、ちょっとこのそこそこ羽化もしている箱をどうして食えばいいかなどわからないことだらけなので、俺はひとまず遠慮しておく。鯉もすげえデカかったし。
その昔、動物性蛋白質の不足解消のために学者がこの地で手に入る食材として推奨したのが鯉や蜂の子だったと聞いた気がするが、現在は流通網の発展により、
牛肉と海鮮串。
埼玉と同じ海なし県の山奥で敢えて海鮮串。
・・・というのも、パニアケースがあることで調子に乗って炭焼きセットを持ってきていたので。
炭火が本気になるのには少し時間がかかるから、適当に火を付けてから待ち時間がてらまずビールを飲みつつも。
長野にキャンプに来たらワインを飲むしかない。
長野のスーパーでは長野産のぶどうを使った信州ワインがいろいろと売っている。しかも、国産だからといって高いわけでもないデイリー価格。さいたまで売ってる信州ワインはもうちょっと高いものばかりな気がするが・・・。
ワインのワンカップというのが気が効いている。厚手のコップには短いながら脚があるのが良い。それをまずぐっと飲んで、
今回ははじめての井筒ワインより「信州万感」なるワイン。
写真とってないが、先のワンカップグラスで。やはりワインはシエラカップではつまらない。脚があって色が見えないと。
で、信州万感はうまかったが・・・ウェルチの味がした。本当にウェルチって感じで、言い換えればぶどうジュース感。ワインで言えば赤玉ワインとかに近い感覚だが、あれがファンタっぽいとしたらこれはウェルチっぽい。ジュース感だけどより野性味があるというか。
いずれにせよ個人的にはもうちょっと辛いものでも良かったが、ワインのアルコールがきついと感じる若い人や女性だったら、美味しく飲めるんじゃないだろうか。まあ、そういう人々と一緒にキャンプする予定が俺にはないので、次回はまた違うのを試してみよう。
1ポンドの肉塊をローストビーフ的に焼き、海鮮串と、野菜なんかを網焼きして摘んだが・・・結論から言うと、次回から炭火は持って行かない。焚き火と一緒でなんか忙しくなるし、始末は面倒だし。パニアケースがあるからと荷物増やしてみたが、やはりどうも。パニアがありつつミニマムで行ったら、もっと身軽でいいだろうと思った。炭火コンロを持たない分、缶詰や野菜は多めに持っていけば、食べる時点の気分で選ぶことも出来るし。やはり、キャンプはミニマムにやるに限る。バーベキューなら庭でやるわ、俺は。
台風一過で星がよく見えることを期待していたが、十五夜に近い月が明るすぎて星はあまり見えなかった。
ビールのロング缶と、ワンカップワインと、あとはボトル半分。二日酔いになるほどは飲んでないので朝は気分よく目覚めた。
というのはちょっと嘘で、エア式まくらにピンホールが空いたようで、少し寝てるとぺっちゃんこになってしまい、頭の収まりが悪いため寝苦しくて何度も目が覚めてしまった。
このキノコは何だろう。テングダケかと思ったが、それにしちゃ柄が茶色いし、傘の白いボツボツもないし、ツボも無さそうだったから、何か違うものか?
帰宅後にキノコ図鑑で調べてみたが、このキノコもわからない。
他にも数種のキノコがあり、さすがキノコ王国・長野と感心した。何種類かは食えるんじゃないかと思うのだけど、そのうち1、2種類くらいは毒があんじゃないのかと思うので、どんなに美味そうでもキノコは採っては食わない。
下痢や幻覚で済むものも多いが、死ぬものも少なくないし、下痢もしたくはないから。松茸なんかはもしあってもどうせ採っちゃいけないのだし。
朝は米を炊いたものの、おかずがなかったので残ってた卵で卵ご飯。まあ美味かった。Pくんは卵もないから醤油ご飯を食っていた。今度からもう少し計画性のある食材の手配をしよう。
立原キャンプ場はわりと気に入った。
林間サイトは湿気っていて見晴らしも悪いが、個々のサイトが隔てられていて、オートサイトからもちょっと離れているのが良い。家族キャンプが悪いわけではないが、やはりこちらは静かにやりたいので、隣り合わせだとちょっと嫌だ。ここのように、遠くに気配はあるという程度で、話し声も光も届かないのであれば互いに平和に過ごせる。
が、誰かの犬がずっとキャンキャン吠えまくっていたのだけは勘弁して欲しかった。静かにしてられる犬ならキャンプ場のルール次第だろうが、黙ってられない犬をキャンプ場に連れてくるのははっきり行ってマナー違反だろう。しかも俺は犬が本当に大嫌いなのだ。嫌いというか、幼い頃に放し飼いの犬に襲われたトラウマがあり、無意識レベルで怖い。吠える声を聞いただけで動悸が走ってしまう。
愛犬家はこんなブログは見てないだろうが、人間が誰でもわんちゃんを可愛いと思ってるわけではないということは肝に命じていただきたいものだ・・・・。
林道灰立沢線と板石山
当初の予定では2日目は帰るだけでも良いかと思っていたが、1日目がトラブルでろくに走れなかったので短めのダートに寄って行こうと。
XSRのPくんも同行するので、フラットそうで見どころのありそうなところと思い、ふと何かの記事で見た「板石山」でどうかと思い立った。
記事の内容はうろ覚えだったが、板石山はGoogleMapにも表示されるので、とにかくそこに近づくように林道を入ればいいのだろ。
GoogleMapのナビが示すままに適当に走ったのでどこかよくわからないが、舗装林道のどこかの横の沢。写真ではわかりにくいが、板状の岩盤の上を滑らかに水が流れる。圧力で変性した砂岩といったところだろうか。よくわからんけど。
その背後、林道灰立沢線とあり、
そこからフラットなダートが。
草が伸びているが、草刈りをした跡もあり、わりとメンテナンスされている感じ。少し砂利が深いこともあったが、ガレたりはしないので、危ない感じもなく進む。
そして数km進んで、ダートの分岐を発見。右に逸れて枝になっている細い方が上り坂。
ははーん。これで山頂に行くと例のあの場所に出るのだな。
板石山と検索すれば、いろいろな記事がヒットする。変わった石を切り出している現場なので、異世界感溢れる絶景が拝めるということだ。工事現場ではあるのだが、わりと新しい雑誌記事などでも普通に工事中に入っているので、まあOKなのだろう。
登って2、3分?あっという間に頂上に出る。
なるほど絶景。
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板石山 |
何枚も写真を撮ってすっかり良い気分だったのだが、帰りに事件が。
分岐までのダートを降っていたら前方からダンプが登って来た。ダンプは道幅ぴったりくらいなので、とてもじゃないがすれ違いは出来ない。
とりあえず停車したが、激坂だったためにバイクが勝手に動き、そのまま転けたというかバイクが倒れた。先週に引き続きまた・・・。今度は左に。
フル積載に悪い足場で起こすのに手間取る。起こしたら起こしたで、方向転換が難しい。Pくんも駆けつけてくれて、なんとか反対を向かせたので慌てて頂上に戻る。
広場でダンプが登ってくるのを待ったが、ピコ太郎のような面相のドライバーにさんざん小言を言われました。「ここ入ってきちゃいけないところだからさ?下の立ち入り禁止の看板見えなかった?」
まあ・・・なんとも、ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ない。林道、しかも石切場なので、観光道路でないというのは確かだし、何とも言えない。関係者以外立ち入り禁止というのはまあ、言われてみれば書いてあったような気もしたし実際書いてあったのだが・・・いや、ネットの記事とかだと普通に工事中に入っても挨拶して通ったみたいな話だったから!とか言っても理由にはならんだろう。そういうこともあった、というだけなので。
言い訳しても仕方ないので、「すいません」と「ごめんなさい」を連発して下山しました。
ということで、板石山の山頂は立ち入り禁止なので、皆さんご注意を。
あんな景色の良いところ、なんだかもったいない気がするけども。でも、石の切り出しが終わった後では、あの景色もなくなってただの平たい山になってしまうのだろうな。
GSもバリオケースも意外に頑丈
絶景に浮かれていたのに後味の悪いことになったが、ひとつ良かったのは、パニアケースは転けても割れないということがわかったこと。意外に、ではなく「やはり」なのかも知れないが、GSも純正部品もなかなか頑丈だ。レバーやミラーはまあ、ダメな時はダメなのは仕方ないだろうけど。
バリオケースはごつくも見えたが、「言ってもプラスチックだからなあ」と、200kgの車重がかかったらステーが折れるとかの結末を懸念していたのだが、そうはならなかった。
使用初日にいきなり傷を付けたが、まあ、ほんの少しだし・・・どうせ使ってれば傷くらいつくだろう。キャンプ場とかで外した時は地面に置くわけだし。
そして思うに、やっぱりGSってオフローダーなんだなと。また転かしてしまったわけだが、小傷が少しつくくらいで基本的にダメージがない。無茶していいわけではないが、立ちゴケ的なものであればあまり気にしないでいいようだ。もう右も左も何度も転けて、傷になるところはなっているので、そこは気楽に乗ろうと思う。転けそうな時に頑張りすぎると怪我をするというのもあるし。
ついでに言えば、パニアが付いていても、停車できないほどの激坂ダート斜面でも、頑張れば引き起こしも出来るとわかったのは良かった。ダンプが待っていたので慌てたが、ゆっくりやって良ければバッグと上面側のケースを外せばもっと楽にも起こせたろう。
ある意味、今後ソロで林道を走る際の安心材料にはなった。慢心はよくないが、過剰な不安もよくないし楽しくない。無事に経験値を積んだと考えよう。
帰り道で秩父縦断
板石山でのトラブルの後、林道を抜けて余地ダムへ。余地ダム公園には東屋にバーベキューかまどもあったが、とにかく「キャンプ禁止」としつこく書いてあった。・・・他に何すればいい公園なんだ?と思ったが・・・。コロナで禁止とかそういうこと?
ここから雨川ダムに抜けるダートもありそうだったが、よくわからなかったしPくんはもうダートはお腹いっぱいだと言うので、おとなしくr93に回り込んで田口峠を越え下仁田方面へ。
そこから高速で帰るつもりだったが、南牧の道の駅で休憩した際に確認したら高速が大渋滞の模様。コロナで出掛けちゃいけないシルバーウィークなんじゃなかったか?と思ったがまあ、そうだよなと。もう3年か?休みのたびに「これが最後」詐欺での自粛延長。確かに病気のリスクはあるが、しかし、人間はただ生きていられる安全性だけを最優先するものではないだろう。それなら、コロナなどなくてもリスクはあるのだから、ずっと家に篭っていればいいのだ。にも関わらず、皆んな出かけるし、山に登ったり海に入ったりと、そもそも病気がなくてもリスクだらけのことをするのは、やはり人間には経験が必要だからだ。
大人で引きこもりたい者は勝手にそうすればいいと思うが・・・・小さな子供がいる家庭などは本当に不憫だ。3年あったら子供の時間は過ぎ去ってしまう。幼児は児童になってしまうし、中学生が高校生になってしまう。中年や老人の3年は「ちょっと我慢」かも知れないが、子供や、その親にとっての3年は、かけがいのない時間を永遠に失ってしまう3年だ。
「だから自粛を皆んなで頑張って、早くコロナに打ち勝つんだ」という理屈なのかも知れないが、ウィルスの撲滅なんていったい何年かかるのか、そもそも何年かかけたら出来ることなのかも定かでない。コロナで死ぬ人がいるから世界中の人間が我慢する、という理屈はやはり間違っている。人の命は大事だが、いくらなんでもそこまで重くはない。他の病気や、事故や、あらゆるリスクに対してそうであるように、コロナに対しても妥当なリスク受容というものをしなくてはいけない。受容は不要だ、リスクは排除が出来るんだというヒステリックな現実逃避は、そろそろ止めにしないといけない。
コロナで死ぬと息ができなくて悲惨だと言うが、他の病気だってよほど悲惨だ。
悲劇はいつだって起きている。ことさらに一部の悲劇を取り上げて感情的に犠牲を募るのは、健全な社会がやることではない。これは言わば、カルトが信者を脅すのと同じロジックだろう。付き合っていられない。・・・・と、つい激昂してしまったが、そういう考えの人が少なからずいたからこの大渋滞なのかなと。なら逆に良いのかも知れない。
・・・・けど、渋滞は嫌いなので、俺は高速を使わずに秩父を抜けることにした。Pくんは疲れたということで高速に向かったのでここ、南牧で解散。
俺はr46で上野村へ、そのまま志賀坂峠を越え、小鹿野から秩父、芦ヶ久保からグリーンラインで白石峠を越えて都幾川へ。
最後になぜか思い切りワインディングを走ることになったが、トラブル続きのツーリングだったから、路面状態もよく乾いていて慣れた山道を思い切り快走するのは楽しかった。
そしてやはり、パニアにした結果、荷物の重量があっても全部を上に載せてる場合よりは重心が安定してワインディングも走りやすいなと。いいねこれ。
次回にむけて
バリオケースは調子良かった。いろいろ積めるようになったので喜んで、炭火焼セットに炭(自宅のストックをわざわざ持っていった)に、使いもしない補助照明器具だとか、ずいぶん無駄な荷物を積んで行ってしまったが、改めてマイ・フェイバリット・ミニマルキャンプスタイルで装備を整え直そう。
で、この秋のうち、もう一回と言わず、何度かはまたキャンプに行きたいなと・・・。
ここのところ、ソロで野営できそうなところもツーリング中にちょいちょい確認しているので、そういうのでも良いかも知れない。俺は別に焚き火がしたくてキャンプする派でもないし。
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