秋の気配の御荷鉾林道ツアー
残暑は続くこの頃ながら、確実に秋の気配を纏いつつある山へ。久々に走りに行きました。
御荷鉾スーパー林道は 霧の中 |
ここのところ気のせいか(気のせいじゃない)、林道に走りに行くたびに転けて、起こせなくなったり怪我したりバイク壊したりと、すっきりしない事が多かったけども。今回は無転倒で帰宅できたのでとにかく楽しかった!転けない、壊れない。いいですね!これが特別に良いと思えちゃう流れがすでにヤバいけど、でも、また転けるよりはいい。
意図しているわけじゃないけども、毎年、真夏はツーリングやお休み期間になってしまう。子供が夏休みなのでお出かけに付き合ってあげているのもあるし、道が混んでるのもあるし、何よりもあまりに暑いし。
9月に入って暑さが緩み、朝夕にはちょっとひんやりした風を感じたりする時期になると「あ、ツーリングに行きてえな」と思うのはだいぶ昔からの自分の習性だ。
ということで、2ヶ月ぶりくらいのツーリング。行き先は迷ったが、久々なのであまり無理せず慣れたところを日帰りということにした。
けども朝は自分にしては早めの6時きっかり発。
圏央道経由で都幾川に至る途中のセブンイレブンで、アイスコーヒー調達とともに7チキを購入。昨日の晩飯の残りのパンを持ってきたので、これで挟んで朝食に。
一服して一路、白石峠からグリーンラインで定峰へ。少し期待していたけど、秩父に抜ける県道11号は未だ不通。なので東秩父に抜けて、モーモーランド?から皆野に抜ける最近のパターン。
賑やかさと無縁になって久しい天空のポピー跡地を見ると少し切ないものがあるが、牛は平和に草を食んでいて、ちょっと和む。
天気予報では曇りだったが、晴れ間が多いというよりはほぼ晴れている。朝の気温はそう高くなく、ジャケットの襟元を閉めていても快適。やはり初秋のツーリングだなあ。
石神沢林道の入り口(の右横) |
まずはお馴染みの石神沢林道を・・・と思ったが、なんと。
石神沢線、通行止め |
えー・・・。まあ、横は空いてるけど・・・たぶんすぐに引き返す羽目になるのだろうなと。ここでUターン。が・・・ダートよりも、その手前の舗装林道部分がヌルヌルで怖い。慎重に進み、先ほどの鳥居を潜って舗装林道を進む。ここもちょいちょい水が出ていて、泥もたまりがちなのでかなり慎重に走った。
途中、こちらも「法面崩落により通行止め」とあったが、ゲートのようなものはなかったので、もしかしたら違う支線か何かの話かも知れないし行けるとこまで行こうと進んだ。
で、結局これといって崩れているところはないまま自分の目的地である土坂峠には出たのだが・・・。
土坂峠通行止め |
秩父に降る方面は通行止めだった。まあ、俺は群馬に行きたいのであって、そっちは通行止めじゃなかったので問題ない。
いつも入り口を見かけて「ひどそうだな」とスルーしていた沢口線。少し歩いて登ってみたら、入り口の雰囲気ほど酷くはない道。
歩いていたらWRのライダーが降ってきて、その先で崖崩れだと教えてくれた。どうしようかと思ったが、まあ少し様子見てみようと思い、いざ。
なのだが、数百m進んだところで倒木が半ば道を塞ぎ、反対の路肩は崩れている現場に遭遇。バイクが通れる幅は十分にあったし、直径15cmほどの倒木はすっかり腐っていて、蹴ったら粉砕してどかすことも出来た。
だが、道は草に埋もれかかっていて、しかもこの林道はとりわけ水分が多い・・・。さっきの状況からして走る人も多くはないようだし。軽いトレールバイクならいいが、ビッグオフで泥濘にハマったら厄介なので、引き返すことにした。
さて、その後は群馬・万場方面に抜けて、あとはいつも通りというか、いったん東に国道を進んで法久からスーパー林道に入り西に進む。
東御荷鉾林道の入り口は封鎖されてはいなかったので、とりあえずここから久々のダート走行。2ヶ月ほど前に、この林道の出口の舗装部分で転倒して悶絶して以来のツーリング。メンタル&フィジカルのリハビリみたいなものだ。
まあ、東御荷鉾のダートについて言えば、何度も走っているが転倒したことはない。気を張ることもないだろう・・・。
気張って走った東御荷鉾 |
やはり夏の多雨のせいか。なにせ溝が深くなっていてキツかった!そこら中に深さ20cmかもっとある溝ができてしまっていて、これにハマらないようにラインを気を使って走らないといけない。
なにせこれもまたビッグオフの辛さ、すっぽりハマって止まってしまったりしたら、一人で脱出できなくなる可能性が高い。最悪、ぶっ倒して引きずって位置変えて・・・とかやれば出るかも知れないが・・・そういうことは考えるだけで気が重い。いくら既にカウルがバキバキでも・・・。
なので、スピードに注意してしっかりラインを見て溝を交わすか、どうしても通る際はなるべく直行するように気をつけて進んだ。
無事に舗装区間に出た時はホッとしたが、前回それですいーっと走っていったらスカっと転けたので。今回もあちこちから水が流れ出ているし、泥や藻が発生して滑るところもある(実際、50cmくらいはスライドしたりした)。乾いていても、前回のように流出した玉砂利が溜まっていて滑るところもある。
ので、本当に慎重に路面をよく見て、ダサいほどゆっくりと進んだ。
無事に県道に出て、ようやく一安心。
藤岡の名水(の横の滝) |
せっかくなので藤岡の名水を汲んで、
名無村林道 |
名無村林道へ。ここも、いつもより荒れている印象。もともとガレ気味なところがあるのでそこはあまり変わらないが、やはりところどころ溝が深くなっている気がした(東御荷鉾ほどではないと思ったが)。
名無村林道を抜けてそのまま御荷鉾スーパー林道のダートへ。
尾根に出たからか、霧が出てきた。あるいは雲なのか?
御荷鉾スーパー林道 |
ただ、このダートはやはりフラットでとても走りやすい。さっきの2本が荒れてたのもあり、すごくストレスなく爽快に走れる。飛ばし過ぎないように気をつけつつ。
御荷鉾スーパー林道から |
管理事務所の楓 |
御荷鉾スーパー林道 八倉峠側の絶景ポイント |
いつもは八ヶ岳や浅間山が見えるこの場所も、今日は真っ白。
ただ、たまには日差しも出て、雨が降りそうな気配はない。
チリトマトは外で美味い |
西御荷鉾林道 |
ここはやはり少し水分多めなので、ところどころ泥に注意であった。が、傾斜が少ないからか?溝は掘れてないので良かった。
西御荷鉾林道出口 |
ただ、最後のこのドロドロは嫌だった・・・。けど、ゆっくりと侵入したところ、見た目ほどは滑らなかった。ある程度は砂が混ざっているからか。
倒木。こんなことあるんだなあ。 |
ダートを走って戻る意外の道は他にないし、幸い、バイクは普通に潜って抜けることができた。ただ、横に電線ぽいものが引っかかっていてちょっと嫌だった。
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