望外の御荷鉾フルコース。
F850GS('19)の純正タイヤであったANAKEE IIIで林道を恐る恐る走るのは、それはそれで楽しかったが、どこかストレスフルなところもあった。いつも冷や汗を書きながら走るような。せっかくの21インチホイールが活かされていないのではないか・・・そんな疑念が常にあり、ついにANAKEE WILDにタイヤを交換。その翌日に早速、ツーリングに出かけることにした。
さて。ブロックタイヤの250トレールに乗っていたこともある・・・と言っても、それはもう遥か記憶の彼方の昔。しかもわりと短期間で、林道など一度も走らずに事故って乗り換えたような・・・。
GSのブロックタイヤが初めてというより、まともなブロックのあるタイヤでダートを走るの自体が実は初めてなんじゃないかと今更ながらに思えてきたので楽しみで仕方ない、奥秩父ダート林道満喫ツーリング@F850GSの始まりだ。
とりあえず、朝食は最寄りのマックで調達。これがベストだ。最近どこかの知恵袋か何かではいい年した男がマックでクーポンを使うのを見るとそのケチ臭さに吐き気がすると投稿して炎上した意識の高いお姉さんもいたようだが、そんなクソみたいな議論はさておき誰に言われずともケチな俺はもちろんクーポンで400円の朝セットを買うわけだ。
アイスコーヒーはセブンのラージよりちょっと多いのがついてくるのでこれを水筒に詰めて。ハッシュポテトだけその場で食って(熱い方が美味いので)、ソーセージエッグマフィンをバッグに放り込んでいざ高速へ。
圏央道の菖蒲SAまでひとっ走りしてツーリング気分が盛り上がったところで食べる。
ツーリングでわざわざマックを食うのか?とミスマッチを感じる方もあろうが、実は、目玉焼きとパンを屋外で食うのはこれに通じるのだ。
旅と冒険の気分が盛り上がる、そんな飯だということがご理解いただけると思う。
さて、ANAKEE IIIに比べてずいぶんと頼りなくなった足元に不安を感じつつ白石峠を超えて秩父までやってきたのは先の投稿の通り。
舗装路での走行性能低下はひっかかる。皆野を過ぎて吉田あたりのセブンイレブンまで到達し、ツーリング時オンリースモーカーとしてタバコを買い、駐車場で一服。
どうでもいいが裏手にはトウモロコシ畑が。俺は2歳の時に小さなトウモロコシ畑の中で遭難した(本人感覚的に)記憶があるので、この景色を見るといつも何か微妙な感情が沸き起こる。あの時は怖かったが、何か高揚感もあった気がして、だからこうして未だに山道を彷徨いているのかも知れない。・・・・んな事はねえか。
まずは林道石神沢線
さて。まずは初めてGSで無事に走破した石神沢林道。ここはガレガレということはないにせよ御荷鉾よりは荒れた道で、そこそこの上り勾配もあり、何度も走っているからベンチマークにはちょうど良い。
はやる気持ちを抑えつつ、まずはダート入り口でタイヤのエアを抜く。ディーラーはいつもフルロード仕様の規定値を入れてくれてしまうので、一人仕様の10%OFFまで落とした。
走行モードはENDURO。・・・と思ったら!ENDURO PROしかない!
確かに、制限解除用のプラグは刺して貰ったが・・・モードが増えるのかと思ったのに、そうではなかったようで。
PROモードに興味はあるが、まだそれは早い。まずはタイヤの差だけ確認して、慣れてからで大丈夫だろう。GSよ、いましばらくその封印は解かずにおいておくのだ・・・いつかお前の真の力を目覚めさせる時が来るであろう、しかし、それは今ではない・・・などと脳内で語りかけつつ、ヘルメット内には汗をかきつつ、シート下を漁り、問題のプラグを発見。
赤いプラグを抜いて、ENDUROモードを回復させた。その上で、ABSはOFFにしていざ発進。
・・・最初の100mくらい、特に荒れてもいない砂利道を走った時点で、「あ、これは違う」と思った。もちろん良い意味で。こんな程度の砂利道なら、今までだってコケそうになったことはない。だが、そうだとしても安心感が全然違う。
今まで、ANAKEE IIIでは、適当に走ったら滑ってコケそうだけど気をつけてるから十分大丈夫、という感じだったのだが、ANAKEE WILDでは、そもそもコケたりするわけない、ただ道を走っているだけだから。という感覚に近い。
中盤から峠を登っていくあたりは、雨で掘れているので溝もあり、握り拳大以上の岩もゴロゴロしてくる。そうした場所はさすがに序盤ほど楽なわけではないが、それでもやはりコントローラビリティが全然違う。
思ったラインに寄せることが出来るし、そもそも、以前は掘れてるところ(そして掘れてる所は石が大きく浮き気味)はまともに走れないから避けていたのだけど、それが走れてしまうので。キープレフトが出来なかったところで出来てしまう。おかげで、毎度毎度体をぶつけていた、道の右から張り出ていた枝(直径2、3cmの若い樹木)を普通に避けて走れる。
そして、スピードに乗せて走らなくてもちゃんと進む。あまつさえ、シッティングでもわりと行ける。タイヤ自体のクッション性があるという話をどこかで見かけたが、こういうことかと。
これはいい!実にいいぞ!とヘルメットの中で数回叫んでしまったくらい良い。
今まで、転倒や制御を失ってのコースアウトに怯えつつ慎重にライン取りをしてそろそろと探検していた林道が。
普通にトコトコと。いきなり道がなくなるとか、巨大落石とか、そういったことには警戒しなければいけないが、わりと景色も眺めつつ。
そして、溝部分でも普通に走れる・発進できるということは、溝に停車できるということ。足場の悪い林道で、足がツンツンの俺が停車出来るところはごく限られたフラットゾーンだけだったのだが、浅い溝にハマり気味で止まればむしろ足は楽勝で着く。スタンドはかけらられないことがあるが、一旦止まって周りを見ることが出来るというのは実に良くて、それから安全に止まれそうなところに目星をつけてまたトコトコと移動できるのだ。
ああ。林道ってこうやって楽しむのが正解なんだなと。今まで俺は、転倒リスクとのギリギリの勝負みたいな根性系ゲームの感覚で林道を走っていたところがあるけど、そうじゃなかったんだと。
さらに話はそれだけではない
Rのきついコーナーを曲がる際には、減速と方向転換を兼ねてリヤロックして流すということを前からやっていた。が、これも、滑り出すと一気に回るので、気をつけて少しだけ、15度くらいでも向きが変われば後が楽だと思ってやっていたのだが・・・。
滑りだしてからどんどん滑る速度が上がるような感覚がなくなったので、わりと気楽にロックできるし、角度も大きく変えられる。これは楽な上に楽しい。
さらにさらに。
大粒の石でガレてる感じでなければシッティングでも行けるケースが増えて、また、フロントが横にすぐ流れるということもなくなったので、まだ恐る恐るだが多少は車体を傾けてコーナーを走ることが出来るようになった。するとどうであろうか。コーナー出口でちょっと大きめにアクセルを開けると、ASC制御下で破綻しないレベルにおいて、ざあっとリヤが流れることがあるのだ。これは・・・!カッコイイオフロードの走りではないか!
もちろん、腕前がアレなのは自覚しているので、あくまでも控えめなレベルにおいてではある。外から見たらちんたら曲がってるようにしか見えないだろう。でも、乗ってる本人には、「お、今リヤが流れたぞ」とわかるのだ。しかも恐怖感なしに。・・・これは楽しい!
石神沢林道を抜けた後はそのまま土坂峠を下り、群馬へ。R462を神流湖方面に東進し、法久林道から御荷鉾スーパー林道へ向かう。
尾根を走る舗装区間は快適。この頃には、朝のうち感じていたタイヤの不安感はほとんどなくなり、ロードでも楽しく走れるようになっていた。すっかり皮も剥けたし、エアも少し下げたし、何より慣れたしと。
で、軽快に進んでいくと目につくのが東御荷鉾林道の入り口。よくガチ系オフローダーがたむろ(休憩?)しているが、今日は誰もいない。・・・で、確か去年に一度来た時には確かに通行止めだったけど、2021年5月末くらいに開通と書いてなかったかな?と思い出した。
林道東御荷鉾線
いつも通りにお座なりなバリケードはあるのだが。まあ、工事をまだしている気配があれば引き返すということで・・・。
この道は結構荒れていて、前にANAKEE III下って行った時には、ちゃんと登って来られるか一抹の不安を抱えつつだった覚えがあったが・・・。
有名?な高精度の斜度の坂も何事もなく降る。なんならシッティングで。
切り通しはなんとなく絵になる気がして。
そして暫く進むと、確かこの辺で工事してたよなーという風景だが・・・。
なんだか見事な絵になる空間に変貌していた!
森の中を走ってきたところから突然に拓ける岩だらけの景色はちょっと面白くてテンションが上がる。何かを抜けた感が素晴らしい。
さてその後、どんどん降る林道、ちょっと道幅が心もとなくなるシーンもありつつも、ANAKEE WILDの安定感は心強い。ラインがしっかり決められるし、「まあ、危なそうになれば普通に引き返せる」という安心感があるので、単純にダートを楽しめる。
いや、来た道を引き返せるのは当たり前だろ?という意見もあるかも知れないが、溝が足らなくグリップが心もとないタイヤでダートを滑るように下ってきてしまうといつも、「コケずに登れるのかな」という不安が過るものだから。
途中で突然、R-GSの10台くらいの集団に出くわしたのはびっくりした・・・。どこかのショップのツーリングとかだろうか?
会釈をして先に進み、しばらく行くと舗装路に出た。
この東御荷鉾林道は5.5km石神沢林道の3km強と合わせてざっと9kmほどの
ダート走行。
ここから北へ、上日野の町道177に抜ける。そして西へ進めば名無村。と来れば・・・
林道名無村線
ここでもやはり、今までにないイージーさで、その分だけ味わうように林道を走れる。
そしてそうなると、気になってしまうのがいつもチラ見していた
林道名無村線 支線
路面は砂利ではなくて土。これもANAKEE IIIでは怖かったところだが、WILDなら安心感がある。まあ、トコトコペースで様子を探る分には危険もあるまい・・・・。
名無村林道支線 |
名無村林道 支線。雰囲気あるなあ。 |
もはや道っぽさが希薄に・・・ |
沢というほどでもないが水の流れが横切っているところがあったり、倒木(細い)が道を塞いでいたりと、なんかもうこれでもかというアドベンチャー感。
謎のアーチ |
素敵な天然アーチを潜って進む。これが原住民のなわばり境界を示す標識だったらどうしようというありもしない危険を妄想しつつさらに進む。
倒木(中)が現れた! |
これ、突破を試みようか結構、考えたのだけど。自分の中では6割、7割は行けそうな気がした。のだが、それで変に引っかかってしまったら、脱出は簡単じゃないぞと・・・。
おとなしく引き返すことにしました。どのみち抜けてはいない林道だ。
戻る時に、MTBライダーとすれ違う。道の端に避けて停車していたら、「これは抜けてるんですか?」と訊かれた。咄嗟に、「この先に倒木があって僕は諦めましたけど。自転車なら行けますよ!」と答えてしまった・・・。が、よく考えたら抜けるかという質問なんだから抜けてないと答えるべきだったのか・・・。なるべく先まで進みたいのだろうと思って気を利かせた返事をしたつもりだったが、無駄な体力を使わせてしまってなんか悪いことしちまったなと、後で思った。
さて、支線から戻ってみると、いつもハードに思っていた名無村林道もむしろ広くて走りやすく思えるから不思議だ。そのまま再び駆け上がり、御荷鉾スーパー林道ダート区間の入り口に到達。
ちょっと昼飯の時間も逃しているので特に休まず、そのままの勢いで突入する。
ここまでで、名無村の4kmと支線の1kmほどを足して、本日のダート走行14kmほど。
御荷鉾スーパー林道
なんというか・・・・フラットですね。なるほど。これがフラット林道か。
もう何度も走っているのだからそれはわかっていたはずだけど、フラットと言ってもそれなりにタイヤも取られるんだよなと思っていたのだが。今日は本当にこのダートはフラットなのだと実感できた。
コーナーで多少バンクをさせながら走ることができるから、慎重にトコトコ走るだけじゃなくコーナリングが出来る。もちろん、まだ限界もよくわからないしまあ腕前もアレなので、あくまでも慎重に。それでも、ANAKEE IIIの時より遥かに楽に早く安心して曲がれるので、ストレスなく林道を堪能できる。
管理小屋の駐車場で一服して、一気に残りを走り切る。天気が冴えないから眺望はいまいち。道は楽しい。逆に飛ばしすぎないように注意が必要なくらいだ。安心感が出たとは言え、ダートはダートであり公道でもある。無茶をすれば危険なので自重も求められる。
とはいえ、これだけ楽に走れるなら、薄暗いうちの早朝の景色なんかも見にきたいなと思ったり。
で、八倉峠に抜けて、いつも場所でいったん停止。
御荷鉾スーパー林道のダートは15kmだそうだから、ここまでダート合計29km。
林道西御荷鉾線
さてさて、八倉峠からあとどうしようかと考えると、下仁田に抜けるか上野村に抜けるかといったところなのだけど、上野村に抜けて秩父に戻るのも今日は気が向かないし、下仁田から高速で帰るのもまだ早い。
今日はすでに3本もダートを走っているのだが、ANAKEE WILDになってなんだか楽に走れるようになったのもあり、またブロックタイヤでのダート走行が新鮮で楽しいのもありで、まだ走り足りない。
と言うことで、西御荷鉾林道に向かってみた。
いつもの通り通行止めの西御荷鉾 |
俺が持っているツーリングマップルにも「崖崩れで通行止め」と書いてあるし、Ninja250SLで秩父を徘徊し始めた数年前からずっとこうだ。
ただ、見ての通り、一歩も入るなという雰囲気はまったくないわけで。御荷鉾スーパー林道よりは険しそうというのもあり、これまでは足を踏み入れなかったが・・・。どれ、今日はその崖崩れのところまでパトロールしてみるか、と。
慎重に進み、バリケードなり工事なりあれば十分にゆとりをもって引き返すというつもりで、初めて西御荷鉾林道に侵入。
スーパー林道とは似て非なる・・・ |
群馬と長野の間、という感じのする林道 |
結論から言うと、抜けてしまった!
途中で、キャノピーのない小型重機で砂利をならす?作業をしている現場に遭遇した。おそらく、そのあたりが崩れていたところなのかなと。が、一人で作業しているだけで、工事はほぼ完了していたようだ。
それでも、工事中なら・・・・と50mくらい手前で止まってUターンしようかと思ったのだが、作業者の方がジェスチャーで通れと合図をくれたので、会釈をしてそろそろと通過させてもらった。
この後に崖になってたりすんのかなとドキドキしながら進んだが・・・
結局、大仁田ダムまで抜けてしまった。
西御荷鉾林道は、スーパー林道とある程度は似た雰囲気だけど、ところどころの拓け方とか、草ソテツの多さ、あるいは道の脇の巨岩など、岩の多い群馬のイメージと草が多い長野のイメージの混ざった道だと感じた。
路面は総じて良好だったし、明るい雰囲気で、とても気に入った。また今度、じっくり走りたいと思う。
何箇所か水はけが悪いのか泥がぬたついてるところがあった。こういうところは以前まで、ハンドルが取られるし、かといってゆっくり足を付いて進むこともできない(足付かないから。そもそも。)ので、苦手というか怖かったのだが・・・WILDは素晴らしいな。普通にゆっくり進めばなんでもない。
ここまでで、ダート走行は35kmほどか。
大仁田ダムまで来てみたものの、自販機のひとつもない寂れた有様。朝マック以来、ラムネしか食ってないので腹も減ってきたし、喉も乾いた。仕方ないので虎の子のミネラルウォーターを開封して飲む。なんか頭もくらくら気味だし、熱中症にでもなったら堪らん。
水を飲んで、ダム横の東屋のベンチでしばしゴロゴロして、気分を持ち直したところで、次にどこに進むか考えたが、どうも決まらない。ここでカップラーメンを食うというのもどうも気が進まない。
・・・今日は、とんかつが食いたい。
そう思い、ひとまず南牧方面を目指して北上。
なぜか大量の庚申塚 |
ダムから県道に向かう途中、道端で目を引いた石碑群。巨岩の足元に馬頭観音の碑が数個、まとめて建っていて、ふと見上げるとその上にはこんな曰くありげな光景が。
・・・なんだろうなあ・・・としばし考えたが、おそらくはアレか?大仁田ダムに沈んだ村から移転させた石碑群なのだろうか。たぶんそうだろう。勝手に納得した。
さて、県道93号に出て、東に行けば南牧で、食堂なんかもある。が・・・。
西に向かってしまった。
蝉の渓谷も抜け田口峠を越えて・・・・
林道東山線
この前、5分だけ走って引き返した東山線。
なんとなくだけど、あの工事は終わってんじゃないかなと。
この前走った入り口付近はやや道も荒れていて狭く湿った雰囲気だったが(実際、道に水が何箇所も滲み出ていた)、そこから先は明るく乾いた道だった。
クリスタルラインに似ている雰囲気かなと思う。だがフラットなダートなのでより一層楽しい。ちょっと砂利がフカフカ過ぎてハンドルを取られそうになることもあるが、まあゆっくり走ってれば大過ない。
だが、6kmほど行ったところで工事現場に遭遇。この日は工事はしていなかったが。
ゆるやかなアップダウンを交えつつ。 |
なんだか広していたり。 |
この草ソテツの多さが、長野の林道だなあと。 |
クリスタルラインに似ている雰囲気かなと思う。だがフラットなダートなのでより一層楽しい。ちょっと砂利がフカフカ過ぎてハンドルを取られそうになることもあるが、まあゆっくり走ってれば大過ない。
が、最後は工事現場 |
だが、6kmほど行ったところで工事現場に遭遇。この日は工事はしていなかったが。
バイクは通り過ぎるのに十分な状況はありそうだが、まあ、こう「通るな」的雰囲気も醸し出されているので大人しく引き返した。
どうやら崖崩れ現場らしいが、見た感じほぼ直ってるので、ほどなく開通するのではないだろうか。長野は林道の整備に力が入っていて良いなあ。埼玉県もちょっとは見習って欲しいものだ・・・。やってないわけではないことはわかっているが、R299とか中津川林道とかぶどう峠とか、生活にも使われる道だってずっと直らずなので・・・。
だいたい、ぶどう峠なんて峠の長野側と埼玉側でガラッと道が変わる。地形も変わるが、舗装のメンテナンス状態がガラッと変わるのだ。埼玉県はさいたま市あたりにばかり投資が偏りすぎなんじゃないかね、という気がするが・・・。
まあ、そういうわけで東山林道は残念ながら抜けられなかったが、ピストンで10kmほど走ったことになる。なので・・・
本日のダート走行距離はざっくり、45kmほど!
いやあ!いわゆる"攻めた"走りをしたわけじゃないが、それでも疲れたっつうか、肩も腕も結構限界。そもそも日頃から死ぬほど運動不足だし・・・(iPhoneの記録だと、俺は1日に300歩くらいしか歩いてない生活だ)。
しかし、それだけに今日の達成感というか充実感は素晴らしい。実際、途切れつつとは言え、45kmにも及ぶダートを走れるとは・・・・。せっかくGSを買ったけどダートはどこもかしこも走れないじゃねえか・・・なんて思った事もあったのだが、なかなかどうして。特に長野県の復旧工事の頑張りは素晴らしい。(公式サイトにも進捗状況があり、力を入れて管理しているのが伺える)
帰路とまとめ
近いうちにぜひ長野に経済効果をもたらして差し上げたいところだが・・・今日はそのままR254に入り、おなじみの荒船を眺めつつ、
前からこのルートで気にしていた食事処、大竹にて。
とんかつ定食 |
群馬は豚肉が特産だと思っているので、ぜひとんかつを食いたかったのだ。ただ、ローカルフード志向なら本来ならここはとんかつ重を頼むべきだったであろう。そしてモツ煮など付けるとなおベターであったと思う。
だが、この日の俺はどうしてもロースカツが食いたかったのだ。
都心のとんかつ激戦区で日頃食っているので、それと比べてどうこうを述べるつもりはないが、普通においしいロースカツであった。衣がざっくり系なのも好み。付け合わせの芋は珍しいが、これがまたなかなか美味かった。
で、何はさておき、昼飯を抜いての夕暮れ、さんざん林道を走り回って腹がペコちゃん状態で、山奥のロードサイド飯屋で食うとんかつは最高であった。
次回は重の方を食ってみよう。
ということで、御荷鉾スーパー林道、思いがけず東と西も走破できてしまいつつ、装着したばかりのANAKEE WILDは存分にその実力を発揮してくれて、こりゃあタイヤのオフロード比率だけでなく今後のツーリングのオフロード比率も相当に上がってしまいそうだという話でした。
あー、楽しかった。
ただ、ひとつだけ懸念事項があるとすれば・・・・
帰宅後のリヤ |
いや、1日走っただけでこのくたびれ具合って早すぎないか?
汚れてるだけじゃなくて、ブロックの形が思い切り変わってしまっているし、中央列のブロックにあった横溝なんて消え失せてるし・・・。
ま、リヤが早く減るようだから、ともかくリヤ2本消費するまではANAKEE WILDを使って、思い切りダート林道を楽しんでおこうと思う。
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